目をあけて 夢を生きる

1997 宇宙が僕に言った。 「おはよう」

わたしたちが この地球に やって来たのは

ずーっと　ずーっと　むかし。

まだ 宇宙に 何もなかったときから

わたしたちは 永遠に 存在しています。

光が　 流れ星が

この地球に 流れてくるように

わたしたちは 宇宙から

この惑星を選び　やって来ました。

ーーー なつかしい宇宙から。

この惑星は　とても豊かな惑星です。

たくさんの緑があり

水があり　川が流れ

風がおき

草花が 季節をあらわし

大地が 温かみを 感じさせてくれます。

歩いていると　この地球の呼吸が　聞こえてくるようです。

わたしたちは この惑星を ずいぶん楽しんできました。

何度も生まれ変わりをし　輪廻転生をし

いろんな自分で いろんな時代を　この地球で楽しんできました。

宇宙からいえば

わたしたちの一生というのは

一瞬のできごとにしか すぎません。

８０年　ひとつのからだを持って生まれて　寿命をまっとうしたとしても

宇宙では 一瞬のできごとなんです。

「時間」も　この地球で つくられました。

わたしたちの体感する「時間」も

わたしたちの決めた概念で　体験しているように感じるのです。

ーーー ちょっと 深呼吸をしてください。

わたしたちが　なつかしい宇宙を 思い出していくのに

あなたの持つ 光のパイプは　とても役に立ちます。

ずっとこの惑星の法則やルールに　波動をあわせ　楽しんできたために

すっかり 宇宙とつながっていたパイプを 忘れてしまいました。

忘れることによって

この惑星の波動に　焦点をあわせることが できたんですね。

ーーー　深呼吸して。　

あなたのもともと持っている 光のパイプを

頭のほうから どんどんどんどん 宇宙にむけて のばしていってください。

イメージでいいんです。

あなたの持つ 光のパイプを

どんどんどんどん 宇宙へと のばしていきます。

そして　”カチッ” という 音とともに

宇宙と しっかりアクセスしたのを 確認し

深呼吸を ひとつ。

吸う息とともに　つながったパイプに

宇宙から たくさんの色や光　エネルギーが なだれこんできます。

　吐く息とともに　あなたの中をとおり　大地へと……。

吸う息とともに

宇宙からたくさ～んの 色や光

　やわらかさ エネルギーが たくさ〜ん 入ってきます。

吐く息とともに

あなたの中をとおり 大地へと……。

あなたはただ　天と地を結ぶ　光のパイプのように想像して

いごこちのいいサイズに　ひろげてあげてください。

　自分がただの 光のパイプーーー

　天と地を結ぶ 光のパイプーーー

サイズは 自由でいいんです。

からだの ふたまわりぐらい 大きくしたほうが

きもちのいい人は　そうしてください。

もし　部屋いっぱいにひろげてみたい人は　それもいいでしょう。

あなたが 誘導してくれます。

あなたが 知っています。

これは　昔から持っていたパイプ。

ずーっとずーっと昔は つかっていた 呼吸

なつかしい宇宙の波動と 共振していた 呼吸

自分が 完全だということを 忘れていなかったときの 呼吸

すべてとつながっていることを 覚えていたときの 呼吸

　あなたの中は　だんだんとやわらかく　ほぐれてきます。

ああ　そうだった。　

　なんだか なつかしい……。

きもちがいいということは　自分の波動だからだ。

やわらかいというのは

リラックスできるというのは

それが 自分の波動だからだ。

吸う息とともに

たくさんの色や光　宇宙のエネルギーが

あなたの中になだれこんできて

やさしくあなたの中をとおり

　 吐く息とともに 大地へと……。

もしかしたら ずーっと忘れていた。

宇宙と自分が つながっていたこと。

ーーー なぜ 忘れられたんだろう。　

そうだ！

自分の中にある　このパイプのつまりを

少しはずしてあげよう。

長い間 宇宙が感じられなかったのは　それがあったからかもしれない。

あなたは 大きく深呼吸をして

ひろがっているパイプの中に つまりはないかと 探します。

そうすると　あなたのパイプの中に

いろんな色で　石ころのように　大小 いろんな形のものが

色で存在しているのを　想像してください。

見てみてください。

それらは　もうあなたには そぐわなくなった 石ころです。

大きく深呼吸をして

あなたのパイプの中から その石ころたちを

ひとつ　つかみ　外にポーン。

ふたつ　つかみ　外にポーン。

つぎつぎに　あなたのパイプのつまりが 外へ　ときはなされて

スースーと　かろやかに　らくになっていくのを　許してあげてください。

そのひとつひとつが 何であるかは

　いまは　知らなくてもいいんです。

あなたが忘れていた　ほんとうの自分につながっていくために

見えなくしていた いろんなつまりを

いま　はずしてあげているんです。

また１つ　ポーン。

また１つ　ポーンと　外へ。

ちょっと 重く感じるかもしれません。

ひとつひとつが 石のように。

はずしてあげると　中が かろやかになってきます。

こどもが　無邪気に　遊び場をつくるように

邪魔になった 石ころを　どけるように

　ポーン　ポーンと　いきおいよく　外へ　放り出してあげてください。

どんどん どんどん あなたの いごこちのいいスペースができていくように

無邪気に　よろこびの中で

「やってみよう！」っていうふうに　ワクワクしながら☆

だんだんと 数が 減ってきました。

では　最後の３つ。

１つめを　ポーンと　外へ。

２つめを　両手でかかえて　ポーン。

最後の１つは　まわりに もしあるようだったら

または　自分のからだの中にひろがっているような

雲みたいなものを感じたら

それを いっぺんに フリーズドライのように

シュッと 一瞬にして 中央にかためて

少し 根っこを動かすように 少し それを動かしてあげて

そして　すきまができたら

スポーン と 抜いてください。

そして その根っこを　宇宙へと ポーンと

　投げてあげてください。かえしてあげてください。

宇宙の行くべきところ

あるべきところに もどっていきます。

根っこが抜けて スースーするのを感じながら

そこに風を とおしてあげてください。

さわやかな未来の風ーーー

21世紀のかろやかな風ーーー

スースーするのを感じながら　からだの のびをしてください。

大きくのびをして　少しからだを 動かしてみてください。

あたらしく かろやかになった あなたのからだを

ゆっくりと なじませるように 動かしてあげてください。

ーーー 　呼吸が ゆったりとした感じに 感じます。　

からだの中が ゆるやかで ひろがっているように感じます。

あれ？

自分というかたちも なくなったように感じます。

いままで

人間のかたちを　輪郭としてきたけど

その輪郭すらも　やわらかくほどけていて

呼吸をしていくと

やわらかなエネルギーの動きのような

たおやかで やさし〜いエネルギーが　動いていくのが わかります。

いまは　ただ　この呼吸に身をまかせて

あなたは　ただのエネルギーになって

　　　人間というサイズも 輪郭もなくなって……。

あなたは ただの 光　エネルギー。

いろんなかたちに 変化できるのを　感じてあげてください。

やわらかで 自由で　やさしくてーーー

なんてここちいい 呼吸なんでしょう。

そういえば 私は 息をするとき　

いつも このからだのかたちを どこかで 意識していたかもしれない。

人間のかたち。

いまは 輪郭が あまりはっきりしない。

やわらかな ただのエネルギー。

　　自由で たおやかで……。　

ああ　こんなふうに 輪郭がなくなっていくと

宇宙と 自然に つながっている感じがわかる。

最初は　こんなふうに かたちは自由だったような気がする。

それが 地球にやってきて

『からだ』という　この次元の洋服を着たとき

いっしょに何か 型に はまったような気がした。

もともと　かたちなどなかったのに。

　　ただのエネルギー　光　ヴァイブレーションだったのに……。

ーーー 大きく深呼吸をして。

そして　このかたちのない サイズのない呼吸を

なじませていってあげてください。

いまはただ　ほんとうの自分が 誘導してくれるのに身をまかせて。

いまはただ　あなたを信頼して。

変化していく自分を　許してあげてください。

変化していく自分を　応援してあげてください。

あなたは　完全な　調和の波動

ハーモニー

光

ヴァイブレーション

すべてとつながっている波動です。

ーーー 大きく深呼吸して。

吸う息とともに 音が聞こえてきます。

あなたの中から　何か きもちのいい

なつかしい 高い波動が

吸う息とともに 響いてきます。

耳を 傾けてみてください。

ああ　こんな感じ方　したことがなかった。

自分の内側　中に耳をすますことは

ずーっと長い間　してこなかったように思う。

ーーー わたしは深いところで 何か 大きな意識とつながっている。

耳を　かたむけてみてください。

宇宙の平和な中心から　あなたに響いてくる音があります。

ーーー あなたの中心に。　　

それは だんだんと共振し

あなたの中で　光の波紋のように

からだのすみずみに ひろがっていきます。

あなたの中心から

光の波紋のように あなたの中へ広がり

あなたの外まで どんどんどんどん その光の波紋はひろがって

幾重にも 幾重にも ひろがっていきます。

あなたの中心は　宇宙の中心と共振しあい

何かを思い出すように　どんどんどんどん 共振していきます。

それが なんなのか

いまはわからなくても

なぜか　それが　とても心地いい。

ーーー なつかしい感じがします。

　大きく深呼吸して。

あなたは　からだをひらいて

中心から　光の波紋が

あなたの中を 幾重も幾重もひろがっていき

外まで どんどんどんどんひろがっていくのを　ただ許してください。

見てあげてください。

イメージしてあげてください。

感じてあげてください。

あたらしい　呼吸がはじまります。

眠っていた何かが　振動し　起きはじめるんです。

ーーー すべてのことを 思い出していく旅が はじまります。　　

あなたの中で　深く眠っていた何かが　亀裂をおこし　振動し

宇宙と 共振しあいながら　あなたの中を　破壊していき

　眠るために使っていた いろんな概念を 破壊しーーー

だんだんと あなたの中は 覚醒していきます。

目をさましていきます。

すべてのことが わかってきます。

制限という波動が　破壊されていきます。

共振していくのは

　完全なエネルギー　平和　ハーモニー　光　すべて　調和 ーーー

　宇宙の　完全な調和にもどる旅　です。

大きく　深呼吸してください。

このあなたの中心の核から振動してくる　光の波紋は

これから何日もつづいていきます。

ときどき 見てあげてください。

ときどき 音に 耳をすましてください。

深く　なつかしいところからやってくる 波動　光　音　振動 ーーー

ときどき　耳をすまし　見てあげてください。

幾重も 幾重も あなたの中心から

光の波紋がおきて　

あなたのからだの中をとおって　外へ　

いくつも いくつも　ひろがっていくのをーーー

ちょうど かたく閉じていた繭玉が パカッと割れて

中から光が ワァーッと 外にあふれ出し

そして かたかったと思ってた　繭玉の中は　

やわらかい やわらかい　赤ちゃんの呼吸のような振動がおきていて

　　のぞいてみるとーーー

そこは　宇宙になっていて

　宇宙の中心の 呼吸が見えて　

やわらかな　やさしい呼吸が そこでおきているのが見えます。

　　大きく深呼吸をして……。

あなたのその中心にあって

かたくなに眠っていたものが パカッと割れ

中のほんらいの呼吸が はじまっているのを 見てあげてください。

そして　その光の波紋が　呼吸です。

意識的に 見てあげて イメージしてあげて

　呼吸をしてあげてください。

あなたの深いところから 目がさめてきていきます。

　宇宙から あなたに ーーー

おはよう。